朝、雨が降った後は良い天気です。この時期、雲に覆われる事の多いヒマラヤの山々も頂上に雲がかかりだす少しの間、美しい姿を見せてくれていました。雨期は、村々の段々畑の風景は青々とした深い緑に覆われこの時期ならではの風景が広がります。もうすぐお米を作付けする季節です。

5月下旬（ネパール月でジェスタと言います）、村々ではキビの栽培が始まり、10月、11月に収穫されます。ほぼ作付けは終わりに近づきましたがこの時期訪れると村人が畑でキビを育てる情景に出会えるはずです。男性は、畑を耕し整え、女性は4月から種から育てたキビを作付けし、とうもろこしと一緒に育てています。

ネパールではキビは、ディンドと呼ばれるパンを作る際に使われ、伝統的なお酒ロキシーの原料にもなります。キビの枝は、水牛の餌になります。6~7年と長く保存できる食材として重宝されています。