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はなのいえ

Staff's Blog

「はなのいえ」での野菜栽培


CATEGORY: ファーム

Preparing Soil

2013年9月(先週はネパール月でバドラ)。雨の季節が去り、だんだん天気が良くなって来ました。昨日(9月10日)、南アンナプルナの山々を撮るのに絶好の天気でした。(下記写真)。ネパールのベストシーズンが始まりました。自然の豊かさを感じる季節。アンナプルナ連峰や魚の尾の名を持つマチャプチャレ山、雨季の豊富な水で青く輝く山々、眼下に見えるラハチョークやガハチョークの谷、お米を育てる段々畑が美しく広がります。

South Annapurna

南アンナプルナ

さて、「はなのいえ」でとうもろこしの収穫を終えた後、畑には季節の野菜を植えます。9月は、次に栽培する野菜のために土壌の準備をします。まず初めに、とうもろこしの収穫後、土壌準備のため、土を耕し柔らかくし、「はなのいえ」でつくった肥料を土壌に混ぜます。土の中に残っている根っこを取り除き、苗床から畑へ移し変えます。その後、10日間程は丁寧に世話をすることで元気に育ちだします。

Nursery Field

苗床

「はなのいえ」ではネパールの農業にパーマカルチャーを融合させます。「はなのいえ」とその周りの村人の畑でも野菜を植える月。「はなのいえ」では、単一ではなく、複数の季節の野菜を同じ畑に混栽します。混栽は害虫予防になり、様々な緑が見た目も美しい畑をつくります。私たちは、「ベジタブルガーデン」と呼んでいて、今は、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー等の有機野菜を育てています。飼っている水牛ややぎの糞からつくる肥料を使い、病気や害虫予防のために伝統的なハーブを用います。様々なハーブや牛尿を液肥や薬として混ぜ使います。収穫時期は11月。収穫した後は、また他の季節の野菜を育てます。

Broccoli

ブロッコリー

育てた野菜は「はなのいえ」のお客様やポカラにある日本食レストラン「たべものや」で使います。もちろんスタッフの食事にも。広大な土地に冬のシーズンに向け沢山の野菜が育ちます。「はなのいえ」の周辺には沢山の野生のウサギがいて、夜になると野菜を食べに来ます。きっと畑で野菜を食べている彼らを夜見ることができるはずです。まだ育ち始めた芽をウサギから守るために畑の周りにとうもろこしの芯で小さな壁を作ります。それでもウサギたちは野菜を食べてしまいますが、沢山の野菜を育てているので上手に共存できています。季節毎に違う種類の野菜たちを育て、緑豊かな美しいベジタブルガーデンが1年を通じて見られます。しかし、一番植物が多く育つのは9月。カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、ラデッシュ、じゃがいも、白菜、豆類その他にも多くの葉物や野菜が育っています。

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