5月は徐々に雨のシーズンに移行していく季節で、曇りや雨の日も増えていきます。雨が一面を緑に変え、 山が青々とし、生命力溢れる新緑が気持よい季節になります。この時期は作付けが始まり村人たちも忙しくなります。

「はなのいえ」では、養蜂しているハチミツの収穫時期。お客様に食べていただく為にハチミツを採ります。今回は約1kgの収穫がありましたがこの量は限られたお客様のみに食していただく分しかありませんが一生懸命蜂が集めてくれたハチミツを今回もいただくことができました。

ハチミツの収穫は、とても面白く刺激的な作業です。蜂に刺されないように手袋など防護して作業します。収穫作業は、初めに蜂の巣箱から巣を取り出します。もちろん蜂は、自分たちの家を守ろうと攻撃しますが、最後には静かに巣を取らせてくれます。巣の六角形の各部屋にハチミツが満たされ、保存する為に蜜蠟（ミツロウ）で蓋がされています。この蓋をナイフで削ぎ取ると中から甘いハチミツが流れ出てきます。取り出した巣は、手動の遠心分離機を使いハチミツを巣からきれいに採り出します。ハンドルを回す毎に巣の中からハチミツが溢れ出て、これを大事に小瓶などに小分けし保存します。蜂が一生懸命つくった六角形の巣はそのまま壊れることなく残ります。巣箱に戻すとその巣を使い蜂はハチミツの収穫をまたはじめます。