家畜から搾乳することは、ネパールの特に田舎ではよく見かける光景で代々受け継がれてきた生活の1場面です。水牛や牛からの搾乳作業は男女問わず家族で行います。標高の高い、水牛を飼うことが難しい場所では、牛科で毛が長く寒い地域で生息できるヤクなどから搾乳します。ヤクチーズはネパールでもとても有名で人気があります。 はなのいえでは水牛とヤギを飼っています。

山間部の日常と同様に、はなのいえでも朝と晩の1日2回の搾乳を行います。 ミルクは毎日の食卓に欠かすことのできないものです。朝に飲むミルクティー、ヨーグルトやバター、ギーづくり、ホットミルクにしたりと大活躍です。ギーはネパールでは特に好まれ、ネパールカレーの材料として使ったり、ダルスープにコクを出す為に最後に足したり、健康的でネパール人が大好きな食材の１つです。

ミルクを火にかけ、ミルクと一緒にご飯（お米）を食べるのも好きです。ヨーグルトは、数日間ポットの中に置いておくと出来上がり、デザートとして自家製蜂蜜などと共にお出しします。ヨーグルトからバターもつくります。バターづくりは特に早朝行っています。色々なものがミルクから作られるので、農家の人々はミルクを売ったりつくったギーを売り、収入源にもします。はなのいえでは、搾乳からヨーグルトづくりなどの体験をはじめ、搾乳したミルク製品を食して楽しんでいただけます。